中古になると安くなる輸入車とは?
新車で買うと高価ですが、中古車になるとビックリするくらい安くなる輸入車(外車)があります。
プジョー、ルノー、シトロエンは代表的されるフランス車です。
フランスブランドの車が品質が悪いわけではありません。
石畳が多く残るフランスの道路事情に合わせた足回りは猫足と呼ばれ、他の国の車にはないしなやかな乗り心地は多くのファンに愛されています。
またバカンスの国フランスです。コンパクトカーでもラッゲージ(荷物スペース)が広いなど実用的な車が多いのです。
しかしながら中古車は需要と供給のバランスで値段が決まりますので、欲しい人が少ないほど安くなる仕組みです。
フランス車は壊れやすい
フランス車の中古車が安く流通する理由は「フランス車」は壊れやすいというイメージが定着しているからでしょう。
元々フランス車が故障が多いと言われるのは電装系にヨーロッパ製が使われていた2000年以前の話です。
ヨーロッパ製の電装部品は湿度の高い環境では故障することが多く、現在では多くのヨーロッパ車ブランドが安定して使える日本製の電装部品を採用しています。特に日本向けの車両には日本製の電装部品を使っているケースが多いので「故障が多い」といったイメージは過去のものになりつつあります。
修理工場が少ない
頻繁に壊れないとしても時には修理が必要なこともあります。
日常的にメンテナンスも必要です。
都市部では各メーカー直営のディーラーを見かけるようになりましたが、まだまだ少ないのが実情です。
中古車を購入して故障した場合、直してくれる修理工場を見つけるのが一苦労です。
また日本での販売台数が少ない事もあり、部品の入手も安定しているとは言えません。
特に中古部品や流用出来る部品が少ないため、修理費用は高くつく傾向にあります。
購入前のポイント
乗り心地やラッゲージスペースの広さなど魅力的でなおかつ価格も安いフランス車は根強いファンも少なくありません。
多くのフランス車ファンに共通していえるのは、独自の修理ルートを持っている事です。
フランス車に強いカーショップや外車を扱いなれた修理工場を知っていれば安くて魅力的な輸入中古車も身近になります。
中古車を購入したお店で直せない事もあると考えおくほうが賢明です。
ぜひ、購入前にはメンテナンスや修理についても検討しておきましょう。
インターネットに情報がない地域もあります。
乗っている人とお近づきになって教えてもらうのも有効な方法です。