試乗車落ちとは?
新車登録から二年以上経っているのに、外観ピカピカ、走行距離も少ない、中はまだ新車の匂いがする。不思議ですね。
こういった車のほとんどが新車ディーラーで試乗車として使われていた車です。その車のマイナーチェンジやモデルチェンジで試乗車としての役割が終わり中古車市場で販売されます。
関連記事:試乗車落ちの中古車を探す方法
試乗車落ちはお買い得か?
外観はキレイですし、走行距離も短い、カラーも人気カラーであることが多い試乗車落ち。
年式や走行距離の相場より、かなりお買い得な価格設定です。
ではデメリットは何でしょうか?
試乗車ということは、一般のお客様が新車購入前にテストで乗る車です。
広さや乗り心地を確認する人も入れば、無茶な運転をする人もいます。
エンジン性能を試したくて、回転を上げエンジンを酷使する人もいます。
特にエンジンを心配する人は「ならし運転も終っていないエンジンに高い負荷をかけている」「耐久性が短くなっているのでは?」と考えるようです。
こういった乱暴に扱われた可能性を気にして、試乗車落ちを避ける人もおられます。
試乗車はディーラーが見本として所有していたわけです。
お客様に気持ちよく乗っていただくために、消耗品の交換、整備、点検は行き届いているはずです。
現在の国産車の耐久性は世界に誇るものです。
ならし運転そのものを不要と考える傾向もあります。
現在は新車の90%がオートマチックやCVTが締めています。
厳密なならし運転をする人がどの程度いるのでしょうか?
個人所有の物だから大切に乗られているか、ちゃんとメンテナンスされているかといえばそうも言い切れません。
結論、試乗車落ちはお買い得です
試乗車を好んで買おうと思うかどうかは個人の判断です。
しかしお買い得かどうかで言えば試乗車落ちの中古車は「お買い得」です。
- 年式の割に走行距離が少ない
- 整備が行き届いている
この二点だけでも良質な中古車である事は間違いありません。
さらに「お買い得」だと断言出来るポイントがあります。
『試乗車で酷使された可能性を理由に避ける人が居る』
という事です。
つまり避ける人がいるから試乗車落ちは年式やコンディション、走行距離の相場からするとリーズナブルな価格設定で売られているのです。皆が試乗落ちを好んで探すようになれば、値段は高騰するはずです。
あとはあなたがそれを気にするかどうかです。
気になるなら保証のついたお店で買うという選択もあります。
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