中古車の購入 事故車、修復歴車を避ける本当の理由

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修復歴車を避ける本当の理由

修復歴車とは、事故などで車の重要部分、骨格部分を修理交換(修復)した車を言います。
中古車市場で事故車と呼ばれるのは修復歴のある車です。

修復歴車

修復歴車の特徴は「価格が安い」という事です。

中古車の価格は需要と供給で決まります。
多くの人が避ける修復歴車はどんなに正しい修理がされていても値段がつかないのは仕方ありません。

当ブログでは修復歴車はおススメしていません。
その理由は下記の通りです。

不具合が残るリスク

現在の修正技術は進んでいます。
たとえメインフレームが曲がってしまってもかなりの精度で元に戻す技術があります。

しかし技術的に元に戻しても、元通りになった訳ではありません。

自動車の修理過程で試走は行われない

という事をご存知でしょうか?

  • 主要な部品を交換した
  • フレームの歪みを矯正した

もちろん寸法上での確認は行われますが、実際にまっすぐ走るか、異音や振動が出たりしないかなど車として走らせて確認される訳ではないということです。

考えてみれば解りますが、修理工場に持ち込まれた自動車はダメージを受けています。
ヘッドライトなどの保安部品が壊れていれば、一般公道は走れません。

例え道路を走れる状態にあっても車検、名義、保険の関係もあります。
試走中に事故でもあれば大問題になります。
道路を走らせて確認するというのは現実的に無理だという事です。

修理工場が試走用のテストコースを持っているなど聞いた事がありません。
修理した車を走らせて確認出来る場所など無いのです。

修理や修復はあくまで理論上、寸法上で元にもどっただけなのです。

事故を起こした時のリスク

現在の自動車は接触や衝突などの事故が起きた時に車がダメージを吸収する事で乗員を守る設計になっています。車が凹み、歪む事でエネルギーを吸収しているのです。

一度事故をして主要部分にダメージを受けた車は、ダメージ部分を引き延ばして元に戻したとしても、次のダメージを同じように吸収してくれるかは疑問です。

言い換えれば、メインフレームに大きなダメージを受けて歪んだり曲がったりしたということは、安全面でのマージンを一度使ってしまった車という事になります。

次の大きな事故を起こした時、その車は安全でしょうか?

極端な例えになりますが、一度地面に叩き付けられたヘルメットを補強し、再塗装してパッと見にはキレイに見えても、信頼は出来ません。

そんな事を言っていたら中古車は買えない

とお叱りを受けそうですが、修復歴車は避ける事が出来ます。
避けられるリスクは避けた方が良いと考えます。

あえて修復歴車を選ぶなら不具合や安全面で背負うリスクと見合う価格でないと納得が出来ないと管理人は考えます。

参考記事:中古車の修復歴車とは?

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