低燃費車が必ずしも経済的とは限らない
車選びの大きなポイントが燃費。
2013年、2014年とレギュラーガソリンの価格が一時的に160円に迫る状況が起きた事も記憶には新しいでしょう。
どうせ買うなら燃費の良いモデルを選びたい。
特に通勤などの日常生活で車を使っているなら尚更です。
しかし、低燃費モデルが必ずしも経済性とは言えないという事も知っておいて下さい。
例えばホンダフィット。
ガソリンエンジンとハイブリット車を両方リリースしています。
型式 | DAA-GP5 | DBA-GK3 |
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エンジン | DOHC1500cc HYBRID | DOHC1300cc |
車両価格 | 1,681,700円 | 1,299,800円 |
カタログ燃費 | 36.4km/リットル〜 | 26.0km/リットル〜 |
上記は新車のデータですが、価格差で38万円、カタログ燃費で約10km差があります。
例えばカタログ燃費通り走ったとして、一万キロ走行する為の燃料費は35,714円(HYBRID)、50,000円(ガソリン車)となります。
その差は14,286円です。
車両価格差38万円を燃料費の差額で回収しようとすると26.7万キロ走行しなければなりません。
消費税を考慮するともっと差額は広がります。
経済性だけを考えればガソリン車の方が優秀だということです。
これはハイブリッド車だけではなくクリーンディーゼル車でも共通のお話です。
中古車ではハイブリッド車設定があるガソリン車がお買い得
車両価格が高く、人気のハイブリット車は中古市場でも値段は下がりません。
需要と供給のバランスで値段が決まる中古車ではハイブリッド車設定があるガソリン車は人気薄のためお買い得なプライスタグが着く事が多くあります。つまり新車以上に値段差がつく事があるのです。
中古車を購入する時、もっとも大切なのは購入後も含めたトータルコストを意識する事です。