中古車は11月になると値下がりする?
新車と異なり、中古車に定価はありません。需要と供給によって値段が変わるのが当然です。そのため時期によっても値段が変わることがあります。
特に11月に入ると値段が下がるという説を耳にすることがあります。
それは年式というものが関係するためです。
中古車の値段は年式で決まる
年式とはその中古車が新車登録された年のことです。
2016年の登録された車は2016年、2015年に登録された車は2015年が年式になります。
当然11月になると次の年はもう目前です。
年式が下がると一年古い車になってしまいます。
価値が下がる前に売ってしまいたいという売る側の心理が働きますので、値段そのものが安くなったり、値引き幅も大きくなる傾向があります。
中古車は売買契約が成立後、名義変更や整備など引き渡すまでに一定の期間が必要です。
11月を待って買うのはナンセンス!
確かに年式が値段に関係するのは確かですが、だからといって11月まで車を買うのを待つというのは違うと管理人は考えます。
なぜなら、年式だけで選べるほど中古車の購入は単純ではないからです。
本当にお得?年式が下がる本当の意味
確かに「年式が下がると安くなる」というのは当然のことですが、それは年式という価値が下がった分値段が下がっただけです。得をしたとは言えないのではありませんか?
乗りつぶし派の方でとにかく安く買いたいという場合はいいでしょうが、次に売ることを考えるとどうでしょう?
人気の高い車は年式が変わっても値下がりすることはありません。
中古車の価格が需要と供給で決まります。
年式が一年下がってもその価格で欲しい人がいるなら下げる必要がないからです。
年式だけで中古車を選ぶわけではない
中古車は一台一台違います。
走行距離、内装の状態、車体の色など様々な条件を天秤にかけて車選びをします。
年式だけで選ぶわけではありませんよね?
年式も大切な要素ですが、それにとらわれ過ぎない方がいい買い物ができますよ。
いい車から売れていく
中古車は全て同じではありません。
条件が全て違います。
そしていい車から売れていくのです。
11月になると値段が下がる、そう思って待っている間に、走行距離が少ない、外観が綺麗など条件のいい車からどんどん売れていきます。
まとめ
年式の関係から11月に入ると相場が下がってくる傾向は確かにあります。
しかし、中古車は出会い物です。
欲しいと思った時に出会った車の中から選ぶのが賢い買い物です。
値下がりの時期を待って買うものではないのです。