中古車は基本的に試乗が出来ません
新車と異なり、中古車は基本的に試乗が出来ません。
これは保険とナンバープレートの問題です。
新車が試乗出来る理由
新車ディーラーでは試乗が出来ます。
これは新車ディーラーが試乗用として車を準備しているからです。
ディーラーや販売店名義で登録し、保険もかけています。
あらゆるモデルに試乗できる訳ではなく、新型や売れ筋の車種、グレードに限定されます。
言い換えると見本に試乗してもらい、新品を売るという仕組みです。
試乗した車を買う訳ではありませんね。
中古車が試乗出来ない理由
中古車というのは常に一台限りの限定品です。
新車のように、他の車に乗っても意味がありません。
その車を試乗するためには自動車保険の問題と整備の問題があります。
自動車保険の問題
中古車を試乗出来るようにするには一台一台登録して保険をかけなければなりません。
仮ナンバーをつけて試乗させてくれるという話も聞いた事がありますが、現実には見た事がありません。
そもそも仮ナンバーというのは車を移動させるための臨時措置です。
試乗や乗用は認められていません。
仮ナンバーの状態では保険も適用されませんので事故を起こした場合の責任問題になります。
教習所のような試乗コースを持った大型中古車店の場合は例外となります。
整備の問題
中古車は売れてから整備するのが基本です。
展示してある中古車は展示のための整備しかしていないものです。
エンジンがかかる、ウィンカーやワイパー類が確認出来る程度です。
試乗させるためには自動車を走らせる為の整備が必要です。
展示してある車を全て整備していたら、そのコストは膨大になり、販売価格に反映されるため現実的ではありません。
試乗無しでの購入に不安な場合
試乗もせずに高額な買物をするのが不安という場合は返品保証を行っている大手中古車店を利用する方法があります。これは購入から一定期間、返品、返金を保証してくれるというものです。ローンで購入しても返品返金が可能です。(ローンキャンセルの手数料がかかります)
実際に返品することはかなりのレアケースだと思いますが、返品保証がついていると安心出来ます。
返品サービスの有無、返品期間、返品可能距離などはお店により異なります。
契約前によく確認しておいてください。
↓↓下記サービスも返品が可能です。中古車探しを始めたら登録しておかれて損はありません。
