中古車でも使える残価設定ローン
新車ではすっかりお馴染みになりました、残価設定型ローン(残価設定プラン)。
CMなどで「残クレ」とPRされているのを観た方もいるのでは?
新車に限らず中古車でも適応出来るお店が増えて来ています。
残価設定型ローンとは?
残価設定型ローンとは、
残価設定型プランとは、あらかじめ設定した3年後の価格を据え置いて、残りの金額を分割払いにするプラン。…トヨタ自動車HPより
つまり200万円の車の3年後の価値が80万円とする場合、80万円を引いた120万円を分割で支払う購入方法です。分割払いの対象額が少なくなるため毎月の支払が楽になります。
3年後は下記の選択肢が選べます。
- 車の返却(80万円で売却)
- 車の乗り換え(80万円で売却し新しい車を購入)
- 引き続き乗り続ける(80万円の支払が必要)
頭金を最終回に支払うイメージと考えると解りやすいかもしれません。
3年後、残価保証には条件があります。
定められた走行距離以内であること、外装と内装のマイナス査定が一定の範囲内であることが求められます。
残価設定型ローンのメリット
- 分割払いの対象となる価格が少なくなるので毎月の支払が楽
- 設定された残価が保証されるため、計画的に乗換が行える
*残価保証には条件があります。
残価設定型ローンのデメリット
- 残価は一定の条件の元保証されるため、使用状況によっては清算金が発生する
- 残価にも金利はかかるため、総支払額は通常のローンより多くなる傾向にある
- 指定されたメンテナンスを受ける必要がある
利用する場合、デメリットの部分やリスクをしっかりと理解しておきましょう。
中古車も対応の残価設定型ローン
2017年4月の段階で中古車で残価設定型ローンを採用しているのはトヨタ、スズキのディーラー系中古車店です。
- トヨタ系列 U-Car e-プラン(トヨタ 残クレ中古車)
- スズキ系列 かえるプラン
- Honda中古車限定 据置クレジット
- レクサス スマートバリュープラン
ディーラー系列以外ですとオリコの「残価設定型オートローン」が中古車にも対応しています。
中古車の残価設定ローンで注意する事!
残価設定型ローンの対象となる中古車は年式、走行距離などに制限があります。
詳細は販売店毎に違いますのでディーラーやクレジット会社に確認してみてください。
中古車の場合は残価保証ではなく推定下取り額である場合があります。
三年後に査定をし、差額は清算金として請求されます。
残価保証ではなく推定下取り額の場合、自動車を丁寧に使用していても、中古車相場の下落により、清算金の負担が大きくなる事が予想されます。
これでは残価設定型ローンのメリットがありません。
推定下取り額方式は利用者側にリスクが大きいローンと言えます。
中古車で残価設定ローンを利用する場合は「残価保証」なのか、「推定下取り額」なのかをきちんと確認しましょう。