中古車は現金で購入すべきか、ローンで購入すべきか
中古車とはいえ、100万単位のお金が動く買物です。
無理すれば現金で払えるけど、現金は置いていてローンで支払う選択肢もある。
おそらく答えは人によって異なるでしょう。
しかし判断のポイントは金利にあります。
低金利ならローンを使う選択肢もあり
たとえば200万円をローンで返済するとします。回数は60回です。
中古車ローンの一般的な金利8.5で試算すると462,000円金利がかかります。
毎月7,700円の金利手数料を負担している事になります。
金融機関のオートローン相場2.5%で試算すると129,600円で済みます。
毎月2,160円の金利手数料を負担する事になります。
毎月2,160円の負担も大きいですが、これを負担することで貯金を崩さすに済むならという考え方もあります。貯蓄が定期預金だったりすると尚更でしょう。
自動車が即金で買える定期預金をお持ちであれば口座のある銀行で相談されれば、オートローンの融資も通り易いはずです。
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自動車は資産であるという考え方
自動車は道具ですが、ある種の資産でもあります。
資産といっても不動産や貴金属と異なり、日毎に価値は目減りしていくのですが資産には違いありません。
200万円の車を購入する事は、現金が200万円減って、約200万円の車を手に入れる事と同じです。
買った額で売れる事はまずありませんが、事故でもしない限りいきなり資産がゼロになる訳ではありません。
*もちろん自動車保険に加入していれば事故をしても資産はゼロにはなりません。
自動車ローンを使うということは、単に借金をするという意味ではありません。
貯蓄(200万円)という資産を維持したまま、200万円の車という新しい資産を手に入れ、200万円の負債を負うという事です。毎月返済する事により負債も減りますが、車という資産も日毎に価値を下げて行きます。
高金利のローンを使う場合は短期間で
中古車店のオートローンを使う場合は、金利が高いので極力短期間で使う事をおススメします。
前述の例を48回で支払うなら金利手数料は366,200円、36回なら272,800円です。
月々の支払額は大きくなりますが、支払期間を一年短くする事で9万円〜10万円の節約が出来るのです。
頭金を入れる、オプションなど後で購入出来るものは外すなどローンを組む総額を下げる事でも金利手数料は安くなります。