新車と中古車はどっちが得？
新車と中古車では結局どっちが得なのか？
よく語られるテーマです。
私は中古車派ですが、新車派の意見もなるほどと思うところが沢山あります。
今回はどっちが得かと言う目線で新車と中古車を比べてみようと思います。
新車派の主張
新車保証
新車を買う一番大きな利点は安心です。
品質はメーカーが責任を持ちます。何かあればメーカー保証が受けらます。
事故でも起こさない限り、大きな費用は必要ありません。
新車オプション
自動車にはメーカーオプションと呼ばれるメーカーの製造工程でしか取り付け出来ないオプションがあります。これは新車ユーザーしか選ぶ事が出来ないため満足度は高いと言えます。
最新技術
新車には現時点のもっとも新しい技術が投入されています。
最先端の燃費性能や安全性能を体験出来るのも新車のメリットです。
リセールバリューが高い
同じ年数所有した場合、新車で購入した車の方が年式が新しいので高く売れる。
実際に新車を購入し、高く売れる間に売却し次の新車を買うスタイルの人は多くいます。
減税や自動車保険の新車割引など恩恵も多い
エコカー減税などは新車登録時と翌年の自動車税、重量税などが割り引かれる仕組み。
また新車登録から24ヶ月以内なら自動車保険が割引になる制度もあります。
中古車でも年式が新しいと恩恵に預かれますが期間は新車より短くなります。
中古車派の主張
購入時のコストが安い
これは値段だけの問題ではありません。自動車の値段がもっとも落ちるタイミングは新車が納車された瞬間です。登録初年度、新車から中古車に変わるタイミングがもっとも大きく値段が下がるのです。
中古車はこの価格落ちを避けて購入するためコストパフォーマンスが高くなります。
新車では手に入らない車も買える
実は新車で購入出来る車は限られています。
現在の自動車メーカーはよほどのヒット商品でないかぎりほぼ受注生産の体制を取っています。そのため作り過ぎて在庫が残っているという事はまずありません。
つまり新車で買える車種は現行車種のみです。
中古車ならビンテージカーから最新車種まで幅広い選択肢が持てます。
高額なオプション品も本体込の価格で買える
新車時にオーダーすると高価なメーカーオプションも、中古車についている場合は車体価格に含まれています。もちろん多少は高くなりますが、新車時の価格差を考えると微々たるものです。メーカーオプション付きの中古車はコスト面でかなりお買い得と言えます。
税金や自動車保険も新車より節約が可能
エコカー減税の恩恵には預かれませんが、車両本体価格が新車より安い中古車は「消費税」が安く済みます。自動車は高額商品です。現在の税率8%だと車体価格が50万円安ければ、消費税は4万円節約出来ます。
また車両本体価格が安い分、自動車保険の車両保険の負担も小さくなります。
燃費がいいから経済的とは言えない
最新技術を搭載した新車の方が燃費がいいことは確かです。
ランニングコストが良いことは購入後の負担が軽くなります。
しかし毎月1万円ガソリン代を使う人が仮に燃費が倍になったとしても差額は5千円。年間でも6万円程度です。3年乗って18万円です。
購入時の差額は18万程度ではすまないでしょう。
多少燃費性能が落ちても、中古車を選択すればもっと大きな節約が可能です。
結局、どっちか得？
新車に損得はない？
考え方は人それぞれだと思いますが、私は新車と中古車を比較して損か得かを語っても答えは出ないと考えています。
なぜなら新車購入は損をすることも得をする事もないからです。
新車は同じ品質の物が全国通じてほぼ同じ値段で購入出来ます。
もちろん、値引きで多少の差があるかもしれませんが、ほぼ同価格です。
国産車なら新車には3年の基本保証と5年の特別保証がついてきます。
保証期間内は大きな出費も心配せずに安心して乗る事が出来ます。
約束された品質とサービスを提供するメーカーの決めた価格で購入するのです。
損も得もありません。
中古車で得をする場合
一方、中古車には確実に損得が存在します。
程度の良い中古車に出会えれば、それは得と言えます。
故障リスクが少なく、適切なメンテナンスがされていて安心して乗れる中古車です。
どんなに安く買えても、頻繁に故障をしたら意味がありませんね。
安く購入出来て、故障もせずに快適に使える。
そんな中古車に出会えればそれは間違いなく得な買物をしたと言えるでしょう。
中古車には保証がありません。
年式が新しければ新車保証の恩恵に預かれる場合もありますが期間は短くなります。
有償保証に入る事も悪くありませんが、やはり故障リスクが少ない車を選ぶことが賢い選択だと言えます。
中古車の損得を考えるといかに故障リスクが少なく調子良く使える車を選ぶかがポイントになります。
中古車を選ぶ前にお店を選ぶ事も大切
あなたが選ぼうとしている中古車は、お店の人が買取したり、オークションなどで仕入れて来てお店に並べたものです。
つまりお店の人の目利きも良い中古車に出会えるかどうかの分かれ目です。
程度の良い中古車が沢山置いている中古車屋さんもあれば、逆のパターンの中古車屋さんもあるという事です。
良い中古車を選ぶには良い中古車販売店を選ばないといけません。
中古車選びはお店選びと言われる理由はここにあります。
いい中古車と出会うには？
いい中古車と出会う事。それが出来れば中古車は間違いなく得です。
中古車選びの方法は人それぞれです。
- 中古車展示場を回る人
- インターネットの中古車サイトでお目当ての車を探す人
実はもうひとつ、未公開車両という選択肢があるのです。
中古車展示場にもまだ並んでいない、中古車サイトにもまだ掲載されていない自動車を未公開車両と言います。実際に程度の良い中古車は展示場に並ぶ前に、中古車サイトに登録する前に売れてしまうと言います。
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