シートのヘタリをチェックする方法
中古車は誰かが使っていたのだから、消耗はあって当然。
中でも人が触れるシートの消耗は気になるところです。
シートの消耗を一般的にヘタリといいます。ヘタリ具合とは消耗の度合いとも言えます。
シートの構造はスプリングとクッションです。
座っている時間が長ければ長い程、スプリングは反発力が減り、クッションは柔らかくなります。
シートのヘタリと走行距離の関係
車が古いからシートがヘタっているかというとそうではありません。
停めてあるだけではシートは消耗しません。運転手が座っている時間だけ消耗するのですから走行距離が長ければ長いほどヘタっているのが自然です。
走行距離だけでなく運転手の体重にも影響します。大柄ば男性が乗っていればヘタリは大きいでしょうし、小柄な女性がオーナーならヘタリ少ない事も考えられます。
走行距離が少ないのにシートのヘタリ具合が大きい場合は事故などで走行距離計を交換している、悪意があって走行距離メーターを改ざんしている可能性もあると考えられます。
シートのヘタリをチェックする方法
一番、消耗するシートは運転席です。
他の座席と座り比べてみましょう。
構造が同じ助手席と比べると消耗具合は一目瞭然です。
可能であれば走行距離の異なる同一車種で比較してみるとさらによく解ります。
ヘタリ以外のチェックポイント
シートのチェックポイントはヘタリだけではありません。
下記に主要なチェックポイントをまとめました。運転席だけでなく全席チェックしましょう。
- 食べ物や飲み物のこぼしジミ
- タバコの焦げ跡
- シートの破れ、ひび割れ(革シートの場合)
- 前後スライド
- リクライニング
- シート折りたたみや回転機能
- シートベルトがキチンと機能しているか
項目が多いので大変ですが、シートは体に触れる部分ですし、後で気に入らない部分が見つかるとストレスを感じる部分でもあります。
シートひとつ30秒もあればチェック出来ます。
気に入った車が見つかったら入念にチェックしましょう。