自動車リサイクル法とは?
2005年に施行された「自動車リサイクル法」。
自動車は再生可能な資源の固まりなので、リサイクルに必要な費用を購入時にユーザーが負担するというものです。
新車購入時にリサイクル費用を納め、リサイクル券を受け取ります。
リサイクル券は車検時にも必要なため、現在(2015年)道路を走っている車は全てリサイクル費用を納めている事になります。
リサイクル費用は自動車を売却して名義変更をしても、登録抹消などの廃車手続きをしても返還されません。
自動車を外国へ輸出した場合は、国内でリサイクルをしませんので返還されます。
中古車とリサイクル費用
中古車店で自動車を購入される場合は、リサイクル費用が諸費用に含まれます。
本来は前オーナーがリサイクル費用を支払済みですが、リサイクル費用は下取、買取価格に含むという形で前オーナーに返還されているのが一般的です。
本来は自動車を使用する人が負担するべきものなので、新しいユーザーが改めて負担をする事になります。
但し、中古車店によっては、前オーナーが支払済みとして新しいオーナーに負担を求めない場合があります。
中古買取業者から、海外に輸出された場合は、リサイクル費用は返還されるのですが、個人では手続きが難しいため、買い取り価格にリサイクル費用を加算してもらいましょう。
個人売買の場合は売り主と買い主で取り決めが必要です。
リサイクル券は車検を受けるのに必要です。
紛失した場合は、「自動車リサイクルシステム」からお乗りの車の「自動車リサイクル料金の預託状況」を印刷し代用する事が出来ます。