中古車の保証
中古車の保証は基本的に有償です。無償で保証されるのは納車後1ヶ月程度の初期トラブルのみです。お店によっては初期保証すらつかない場合も珍しくありません。
中古車はどんなに新しくても、どんなに走行距離が少なくてもリスクのある買物です。
保証がつくものなら保証をつけたいと考えるのは当然ですね。
しかし多くの方は保証をつけるつけないで悩みます。
その理由の多くは保証費用の高さにあります。
中古車大手のビッグモーター、ガリバーは独自の中古車保証を提供しています。
保証費用は公開されていませんが、相場は5万〜といったところでしょう。
筆者は個人的に保証料8万円弱(5年)の見積書をもらった事があります。
また中古車の保証は基本的に無償修理ではありません。
一回利用するごとに免責金額を設けていたり、修理費用の一定額以上を保証するものだったりと、利用には1万円前後/回の自己負担が設定されています。
例えば故障などで保証のお世話になる場合、保証費用5万円+利用時1万円で合計6万円程度の負担が発生しているという計算になります。
そう考えるとあまり保証に意味がないようにも思いますが、エンジンやミッション等が故障するとそれ以上かかってしまいます。
そもそも保証は万が一の時を考えて加入するものです。保証に加入する事に意味がないわけではありません。
有償保証は保険と同じ
有償保証に加入しようかどうしようかと悩む人は少なくありません。
5万円といえば大きなお金ですので当然といえば当然です。
筆者は有償保証は「保険」と同じと割り切るようにしています。
故障に対する保険のようなものです。
実際に長い間、自動車に乗っていますが、国産車に乗っていて事故以外で「6万円」を越える修理代を払った記憶がありません。それくらい国産車は丈夫です。
しかし毎回有償保証には加入しています。
エンジンが壊れる、ミッションが壊れる….高額な修理費用が発生した時に備える
自動車保険と同じですね。
これまで自動車保険に100万円以上は払っていますが、自分の使ったのは1回だけです。
間違いなく自動車保険料の方がはるかに高額です。
でも万が一大きな事故を起こした事を考えると自動車保険無しで車には乗れません。
有償保証も同じです。車が壊れても治して車を維持出来る安心を買っているのです。
もっとも有償保証に加入していなくても、修理代を自己負担すれば良いだけの話ですから自動車保険とは保証の範囲が基本的に異なります。
だから多くの方が加入を迷われるのだと思います。
中古車の有償保証は月額で検討してみましょう
年式の新しい車を買って保証の継承が出来ればエンジンやミッションなど修理が高額になる重要部品はメーカーが5年(又は5万キロ)まで保証してくれます。それくらい持てば良いと考えるならあえて有償保証に入る必要もないでしょう。
しかし一回買ったら長く乗る人はメーカー保証が切れた後の事も考えておかねばなりません。
筆者は一度買うと長く乗る派なので、毎回有償保証に加入しています。
筆者は保証料の高い安いより、保証の費用と自動車を所有する予定期間を計算し、月当たりどの程度の負担になるかで検討しています。つまり安心をいくらで買えるかに置き換えて検討するのです。
5万円の保証料で5年乗るつもりなら、年間一万円です。
月々にすると1000円以下になります。月々にするとそう大きな負担ではありません。
月当たりの保証料は何年乗る予定かで大きく変わります。
ご自身のカーライフに合わせてじっくり検討してみてください。