中古車を購入するつもりだけど、試しに乗ってみたい….
そんな時、現行車種なら新車ディーラーで試乗してみるという手があります。
買う気はないけど試乗してもいい?
冷やかしのようでちょっと気が引けます。
新車を購入する気はしないけど新車ディーラーで試乗してもいいのか?をまとめてみました。
買う気はないけど、新車ディーラーで試乗ってOK?
結論的にいうと、ぜひどんどんやりましょう!とは言えませんが、絶対やってはダメという事でもありません。
もちろん買う気も無いのに試乗にだけいくという行為は決しておススメ出来る行為ではありません。なぜなら、ディーラーさんも商売です。
誰かが試乗すれば、ガソリン代や整備費が発生します、しかも買う気がない客が試乗している間、購入希望者が試乗出来なくなります。買う気の無い客の試乗を歓迎されません。
反面、ディーラーさんは目先の商売以外の目線も必要です。
自社の車に沢山乗ってもらう事でファンを増やし、見込み客を増やしていく必要があります。
要するに購入につながらない試乗でも「自動車メーカーの窓口」としてどうぞ体験してくださいという立場に立っています。
そもそも試乗車は試乗をするための車です。
乗ってもらって初めて価値があります。
実際に買う気は無かったけど試乗したら欲しくなって商談に進んだという例はディーラーの営業さんからよく聞きます。
その証拠にディーラーに行くと「試乗しませんか?」「ぜひ試乗してください」と積極的に進められます。
中古車を購入目的で新車ディーラーで試乗して良いのか?
中古車が欲しいけど、どんな車か知りたいので新車ディーラーで試乗に乗ってみる。
前述の通り、おススメは出来ませんが、やっていけない事でもありません。
しかし新車ディーラーさんを自分の都合のために利用している様で後ろめたいものもありますね。
考え方を変えてみればどうでしょうか?
新車ディーラーに試乗に行くということは、少なくとも現行車種でしょう。
そうでなければ新車ディーラーに試乗車はありません。
現行車種ということは中古車でもそこそこの値段がするはずです。
新車購入との予算の開きも極端に大きくはないでしょう。
であれば、新車の試乗と新車購入時の見積をしてもらいにディーラーに行く事は決して間違った事ではありません。
もしかして買うかもしれないという気持ちが少しでもあれば、ディーラーからみてもお客様です。よろこんで試乗させてくれます。
実際にはこんな例もあるのです。
「ライバル車を購入予定だけど、こちらも気になるので乗せて下さい。」
ディーラーさんからすればライバル相手のお客を取り込めるチャンスです。
よろこんで試乗をさせてくれるでしょう。
中古車を購入予定者も、ライバル車を購入予定者も同じといえば同じです。
全く買う気もない冷やかしのお客は新車ディーラーも迷惑ですが、購入する可能性が1%でもあれば、立派な見込み客ですから遠慮なく試乗して構いません。
その時に中古車を買う意志が変わらなければ試乗の御礼を言い丁寧にお断りすればそれで良いのです。
新車を試乗しても、中古車を試乗したことにはならないという点
もうひとつ、注意しなければならない事があります。
新車ディーラーで試乗をしても、中古車を試乗したことにはならないということです。
新車ディーラーの試乗車はあくまで見本です。
実際に購入するときは、工場で出来上がって来た新品が納品されます。
見本に乗って、新品を購入するのです。
中古車は一台一台違います。
乗られていた期間、前のオーナーの使い方、メンテナンス….
一台として同じ物はありません。消耗の程度も大きく違います。
新車ディーラーで試乗はその車種がどんな車なのかという事を知るという意味があります。
しかし、各中古車の程度や品質を確認した事にはならないということです。
中古車を購入する時は、お店選びや車のチェックが大切であるという点をお忘れなく。