中古車の購入　注文書や契約書にサインする前に

中古車は一点物ですが、決断は冷静に

今ここで決めてくれれば…………
せっかくのご縁ですし…………
こんな程度の良い車は中々入ってきません…..

これは中古車屋さんの常套句です。

確かに中古車は出会いものです。
目の前にある一台は世界に一台だけです。

もちろん、同じ型式の車は探せば何台でも見つかるでしょう。
しかし、年式、走行距離、程度、色、価格…..そのコンディションの車はたった一台だけです。

あなたが「検討します」と帰った後、他の人が購入してしまうとその車はもうあなたの物にはなりません。

中古車屋さんはプロですから、あなたが気に入った一台を熟練の営業トークで勧めてくるのです。

もちろん、一目見た時から気に入って、この車が欲しいと思うならその直感を信じるのは悪い決断ではありません。人でも車でも第一印象はとても重要です。

でも少しでもう〜んと悩むポイントがあったり、他にも見てみたいと思うなら、保留にして他のお店も見てみましょう。

あなたが保留にする事で目の前の車は他の人の愛車になってしまうかもしれません。
でも考えてみて下さい。あなたはまだ1円も払っていないし何一つ損はしていません。

巧みな営業トークに背中を押され、その選択をしないと後悔するかのような気分になっていませんか？

中古車と言えど、高額な買物です。
失敗したから来月買い換えようとはいかないはずです。

自動車って勢いがないと買えないものですが、勢いだけで買うと後悔するのも自動車です。

車以外で後悔することも

あの時、思いとどまれば良かったというのは「別の車にしとけばよかった」という事だけではありません。

車は気に入っているんだけど、比較したら他のお店より高かったんだ。

中古車は車両価格以外に整備費用や手数料など諸費用がかかります。
この諸費用がお店毎に違うので、安い高いは「総支払額」で比較するしかありません。

もちろん安ければ良いというものではありません。
保証が長いとか、整備工場があるとか高くてもそれを選ぶ理由があれば良いのです。

参考：中古車の諸経費の相場は？

気に入った車が見つかったら、同程度の車を他店で見積もってもらい価格や補償を比較してみるのも納得して買物をするためには大切なステップです。

即決も悪くありませんが、数日、時間を置いてやはりあの車が欲しいかを考えてみる

管理人は欲しい車が見つかっても即決する事はありません。

見積書をもらって、他店を廻り、同程度の車や比較出来る車など比較対象の資料を集めて一晩〜数日置いてから決めるようにしています。

• その車じゃないと本当にダメですか？
• その金額で予算オーバーしていませんか？
• 見積書の内容に疑問はありませんか？
• そのお店は信頼出来るお店ですか？

人間って目の前にあるものを「誰かに取られたく無い」という心理が働きますので、お店で即決は冷静に判断が出来ないものです。

もちろん、迷っている間に売れてしまうかもしれませんがそれはそれでそういう縁だったのでしょう。

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