車検に消耗部品の交換は必要?
車検の見積を取ると、点検費用の他に消耗品の交換が乗って来ます。
ほとんどの方は深く考えず、そんなものかとそのままお願いしますとなっていると思います。
実はここに車検代を高くしている原因があります。
車検時に交換が必要な部品は「壊れているもの」「壊れていなくても保安基準に適合しない状態のもの」だけです。
例えば、カバー類が破れている、ライトの電球が切れているなど壊れているものは当然交換が必要です。
また、ディスクブレーキのブレーキパッドは1mm以下では保安基準に適合しないので要交換です。
一方、タイミングベルト、ウォーターポンプなど走行距離毎に交換が推奨されている部品の交換も車検見積に含まれている事があります。これは次回車検時だと、交換推奨走行距離を越えるため一緒に交換を奨められているのです。
交換しなければ車検が通らない訳ではありません。
車検の時しか、メンテナンスしないのだから、今回一緒に換えておきましょうという意味です。
メンテナンスに出すのが面倒な人は一緒に作業してもらえれば、費用はかさみますが、手間が省けます。
逆に自分で管理出来る人なら、5万キロなら5万キロ、10万キロなら10万キロ前後で交換すれば良いのです。
メンテナンスに出す手間は発生しますが、今換える必要の無い部品代や整備まで車検時に払う必要は無くなります。
また消耗部品も寿命まで使う事はエコだとも言えます。
車検時に一緒に換える方が安上がりだと考えられるかもしれませんが、実際には交換部品には別途工賃が乗っているはずです。これは車検時に交換しても、別の機会に交換しても大差ありません。
*車検時に交換部品がある場合は、一緒に交換すると作業費が節約出来る場合もあります。
親切な工場だと一個づつ説明をしてもらえますが、そうでない場合もありますので確認をする方が賢明です。