中古車と車検費用
新車の場合、初回の車検は登録から三年後です。
多くの場合は交換部品もなくあまり費用もかかりません。
しかし中古車の場合は高年式でないかぎり、二回目、三回目の車検という事になります。
走行距離によっては交換部品が発生し、車検費用が高くつく傾向にあります。
車検時にかかる費用
法定費用 | 自賠責保険、自動車重量税など |
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車検整備費用 | 24ヶ月点検、検査料など |
消耗品交換 | 部品代、整備費用 |
「法定費用」はどこで受けても同じです。
「車検整備費用」は整備工場で決まっています。新車ディーラーは比較的高額です。
民間の車検整備工場と比べると万単位で違って来る事もあります。
「消耗品交換」には二通りあります。
- 交換しないと車検を通らないもの
- 次回車検までの交換推奨走行距離を迎えると考えられる消耗部品
前者は交換しないと車検は通りませんが、後者は交換しなくても車検は通ります。
ご自身で走行距離を管理してメンテナンスをするという選択肢もあります。
車検時に消耗品を一緒に交換するべきか?
どうせ交換する必要があるなら、車検時に一緒にしてもらった方が安くつくのでは?
多くの人はこう考えて、車検時に推奨部品の交換を選択しますが、実際には車検時に交換しても、交換のための整備費用は計上されています。言い換えるといつ交換しても大差はありません。
車検時に交換するメリットは整備が一回で済むという事です。
あえてデメリットとするなら、急いで交換しなくてもいい部品まで交換し出費が一時期になると言えます。(余裕を持って交換する事は決して悪い事ではありません)
改めて整備をする選択をする場合、改めて修理に持ち込むなど手間がかかりますが費用を分散させられる事がメリットです。
また現在の消耗部品を寿命まで使い切る事で長い目でみるとお財布に優しいとも言えます。
交換部品によっては車検時に交換した方が整備費用を節約出来る場合もあります。
車検見積をもらったら、「今回の車検時に交換が必要か」「改めて交換する場合の工賃の差額」など確認して総合的に判断するのがおススメです。
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