車検整備の追加項目の定番 下回りの塗装
車検費用の見積を取ると決まって乗って来る項目に下回り(下廻り)塗装やマフラーの塗装がある。
これは名前の通り、ボディの下廻り、つまりシャーシ部分の塗装です。
ボディの下廻りはタイヤが巻き上げた小石がつけた傷などから錆が進みます。
錆は車の大敵ですので、それを防ぐ為のものです。
コンパクトカーで10,000円から15,000円程度でしょう。
予算に余裕があればやっておく方が無難ですが、やらなければ車検が通らない訳ではありません。
下回り塗装の相場
下回り塗装は整備工場や施行方法でかなり差があります。
簡易施行の場合なら2万円前後、本格的に処理される場合は4万円前後が相場でしょう。(普通車の場合)
一日で終る車検の場合は概ね簡易施行です。
本格的に施行される場合は乾燥工程に時間がかかるため二日以上車を預ける必要があります。
雪道を走る人は要注意
スキーが趣味だったり、冬場に雪が降る地域で生活している方は車検毎に下回りを塗装しておく事を強くおススメします。
雪道に撒かれる融雪剤は塩分を多く含んでいます。
この塩分が錆を加速させます。
雪が降る地域では下回り塗装の錆対策は一般的で、車検整備費用に含まれている整備工場もあるほどです。
雪が降らない地域にお住まいでも雪道を走る機会が多い方は下回り塗装をされておいた方が賢明です。
下回り塗装を節約される場合は雪道を走る度に洗車場の高圧洗浄機でボディだけでなく下回りもキレイにされる事をお勧めします。
海沿いにお住まいの方も錆対策に下回り塗装は車検毎にしておかれる方が良いでしょう。
たまには下回りのチェックを
沿岸部に住んでいない、雪道にも行かない。
そういう方であれば下回り塗装はそう神経質に車検毎にしなければならない物ではありません。
しかしながら錆は車の大敵であることに間違いはありません。
車の下回りは普段は見えません。錆が進んでから慌てても手遅れです。
点検や整備でジャッキアップしてもらった時に目視で確認して、状況に合わせて施行しても充分です。
定期的なチェックが面倒だと言う方はやはり車検毎に施行しておく方が安心です。