走行が少な過ぎる中古車
新車登録から3年….走行距離は1万キロにも満たない。
こういった中古車を時々みかけます。
走行距離が少ないのは良い事ですが、少な過ぎるのも気になります。
走行距離が少ないと言う事は良い方に取ると「利用歴が少ない」つまり程度の良い車と考えられます。
悪い方に取ると「距離計(オドメーター)」を操作して少なく見せている(メーター改ざん)可能性もあります。
走行距離が少ない中古車
車に乗る機会が少ない
都心部に住んでいて、自動車の利用がそもそも少ない。
週末の買物程度にしか使わないユーザーも存在します。
また複数台車を所有している場合は、一台あたりの走行距離は少なくなります。
こういったユーザーが所有していた車だと年間1000km程度しか乗られていないという事は充分有り得ます。
新車ディーラーなどで試乗車として利用されていた
試乗車として利用されていた場合、
- 一回に走行する距離が少ない
- 利用も週末など休日に集中するなど
距離は伸びにくい傾向にあります。
試乗車の場合、車そのものの人気やどの地域で試乗車だったかなどにも影響をされます。
おおよその目安で年間の走行距離は3,000km〜5,000km前後といったところでしょう。
関連記事:試乗車落ちの中古車は「お買い得」断言する根拠はコレだ!
メーター改ざんされている場合
私たちユーザーが思うより自動車の距離計を操作するのは簡単です。
旧式のアナログメーターであれば、メーター周りを分解する技術があればメーターを操作出来ます。
最近のデジタルメーターであっても専用ソフトが存在しますので、知識されあれば操作出来てしまいます。
メーター改ざんが行われる理由は、走行距離が少ない方が高く売れるからです。
本来はあってはいけない事ですが、こういったケースが実在します。
メーター数字以外の使用歴に注目する
年式の割に走行距離が少ない。
走行距離が少なければこれから乗れる距離数が長い訳ですから中古車としては掘り出し物です。
しかし、不当にメーターを操作された車は敬遠すべきです。
本当に走行距離が少ないのか、メーターを操作されているのか、私たち素人には難しい判断ですが、一つの目安が全体的な使用感です。「車の生活感」と言っても良いでしょう。
シートのヘタリ、内装の汚れ、エンジンルームの汚れなど、車の使用感は走行距離計以外にも表れます。
内装クリーニングやエンジンルームのクリーニングなどをすればキレイになりますが、こういったメンテナンスは費用がかかります。メーター改ざんほど簡単ではないのでそこまではやりません。
前ユーザーがあまり車に乗られない方の場合は、車内がやはりキレイです。
試乗車の場合は新車の匂いすらする場合もあります。
メーターの数字以外でも車の使用感は解るものです。
まとめ
結論からいうと走行距離が少ない事は良い事です。
何故少ないのかがハッキリしていて、納得が出来ればお買い得と言えます。
もう一点、大事なのが信頼出来る自動車屋さんから車を購入するということです。
その車が掘り出し物なのか、操作された物なのか、毎日、中古車に接している中古車販売店さんはよく知っています。
優良中古車販売店はお客様の信頼を損なうリスクがある車は仕入れないものです。