車そのものに起因するリスクやトラブル
車に限らず中古品の購入はある程度リスクを含みます。
その分、安く買えるというメリットがあるのです。
中古車はそもそも、他の誰かが所有して使っていたものです。
丁寧に乗っていた人もいれば、そうでない場合もあります。
ご近所で生活の足として使われていた車もあれば、通勤で距離を走っていた車もあります。
走行距離が長くてもちゃんとメンテナンスがされている車もあれば、走行距離が少なくてもオイル交換さえされていない車もあります。
大きな事故をすれば、修復歴と言う形で表示されますが、側溝にタイヤを落とした程度の事では修復歴はつきません。
- なんだかハンドルが左に取られる
- 不快な振動が出る
- 走行中に車が動かなくなった
軽度の不調であれば、調整や修理で治ってしまう事がほとんどですが、中には原因が解らず妥協せざるを得ない場合もあります。
出来る事ならば、こういったトラブルは避けたいものです。
完全に避ける事は難しいでしょうが、いくつかポイントはあります。
お店選び
中古車屋さんに行ったら、自分の欲しい車だけではなく展示してある車をよく観る事が大切です。
どの価格帯の車が多く販売されているか、どんな種類の車が多く販売されているかでそのお店の個性が解ります。
低価格帯の車を沢山並べているお店は「売りっぱなし」の傾向が強くなります。
安い車はそれなりに安い理由があるのです。悪く言えばトラブルを起す可能性が高いのです。
手厚いサポートをしていたら、お店は潰れてしまいます。
地域に長くあるお店をチェックしましょう。
長く営業しているお店には当然、リピート客や紹介客がいるものです。
周囲にそのお店で車を買った事がある人がいないか、インターネットのクチコミもチェックも必要です。
いい噂はそう簡単に広がりませんが、悪い噂はあっという間に広がるものです。
高年式や走行距離の少ない車を多く扱うお店やサービス工場を併設しているお店は乗った後もお客様と長くつき合う傾向にあります。
長く営業しているお店は「リスクの高い車を売らない、仕入れない」とも言えます。
お世話になるならそういったお店の方が安心ではないですか?
低価格車、多走行車、低年式車を避ける
- 50万以下の車
- 新車登録から10年を越える車
- 10万キロを越える車
安い車には安い理由があります。
特に相場より安い場合は、何か理由があると思った方が良いでしょう。
新車登録から10年以上経過した車、走行距離が10万キロを越えた車は各部が色々と劣化してきます。
当然、古ければ古い程、各部は劣化していますし、調整や修理が必要になります。
そのコストをかけないから安く販売出来るのです。
掘り出し物にはそうそう出会えない
もちろん、値段が安いのは掘り出し物という可能性もあります。
しかしそうそう、掘り出し物には出会えないものです。
特に低価格車の掘り出し物にはまず出会えません。
なぜでしょうか?
相手はプロの中古車屋さんです。
本当に良いものならば、それなりの値段で売るからです。