中古車を購入するならカーナビ付き?それともナビ無し?
某大手中古車チェーンの営業さんから聞いた話ですが、中古車を購入する時にカーナビが装着済みの車、つまり「ナビ付き」を条件にする方はとても多いそうです。
カーナビはもはやあって当然の装備になっているという事でしょう。
カーナビ付きはお買い得?
新車の場合は新車の価格にオプション料金をプラスしてナビを装備します。
またはカーナビ付きの特別仕様車などを選択する場合もあるでしょう。
中古車の場合は、前オーナーが車につけたまま販売したものは車両価格に含まれます。
改めてカーナビに予算を割く必要がありません。そのためカーナビがついていればお買い得と言えます。
中でも純正ナビ付き中古車が人気です。
純正ナビ付きが人気
純正ナビが人気な理由は、トータルデザインされているため内装との一体感が高いという点が言えるでしょう。
またメーカーオプションモデルなど新車時にしか注文できないナビがついている場合は付加価値が高くなります。
さらに、純正ナビは車の一部として扱われるため、メーカー保証の対象となります。
市販モデルが購入後一年保証であることを考えると3年の一般保証を受けられるメリットは大きいです。
*メーカー保証を受けるには保証継承の手続きが必要です。
カーナビ付き中古車の注意点
カーナビ付きの中古車を選ぶ時の注意点があります。
知らずに購入して後で困る事がないようにしっかりチェックしましょう。
セキュリティロックの解除番号がついていますか?
前オーナーが更新をしていない場合、購入時の地図がそのままの場合が考えられます。
ナビは地図が命ですので地図が古いとあるはずの道がなかったり、新しい道路が出来ても案内されないなどメリットが薄くなります。
地図データが古ければ更新すればいいのですが、その時に必要になるのがセキュリティロックの解除番号です。
メーカーオプションのカーナビは地図の更新がディーラーメンテナンスでしか出来ないモデルが多く存在します。メンテナンス時にセキュリティロックの解除が必要になります。
メーカー純正ナビは利用者が登録されているため再発行にも車が譲渡された証明が必要など手続きが必要です。
メーカー純正ナビ付き中古車を購入する場合はセキュリティロック解除番号があるかないかを確認しましょう。
関連記事:中古車に純正ナビを後から取り付ける方法
カメラなど連動する機能も確認しておきましょう
バックモニター対応ナビの場合、バックモニターがきちんと映るかといった機能チェックもしましょう。稀に対応機種なのにカメラが搭載されていない場合もあります。
その場合はバックカメラが入手可能か?車に後から取り付けられるかなどもチェックした方が良いでしょう。配線が外されているだけという場合もよくあります。
カーナビ無しもお買い得!
カーナビ付きの中古車は別途購入する必要がないためお買い得と言えます。
しかし矛盾するようですが、カーナビ無しが損というワケではありません。
中古車の価格は需要と供給で決まります。
カーナビ付きが欲しいというユーザーが多ければ多いほど、カーナビ無しの中古車は売れにくくなります。言い換えると安く買えるという事です。
特にファミリーカーやコンパクトカーの場合はカーナビ需要が高いため、ナビ無しの中古車はお買い得価格に設定されているのをよく見かけます。
- スマートフォンで代用できるのでカーナビはあっても無くてもいい!
- カーナビは最新型が欲しいからついていても外してしまう!
- カーナビは前の車から移設するから不要!
というユーザーさんからすればより安く買えるカーナビ無し中古車は狙い目と言えるでしょう。