町外れの小さなスペースに5台〜10台ほどの車を並べて販売している中古車店。
見れば10万円〜20万円とビックリするほど安い価格がついている。
こんなお店をよく見かけます。
車を足と割り切るなら、安ければ安い方がいいに決まっています。
でもなぜこんなに安いのでしょうか?
安いものには安い理由があります。
なぜそんなに安いのか?
自動車が19万円!ビックリするようなプライスタグがついている中古車。
新車当時は150万円はしたはずです。確かに何世代か前の車ですが、そこまで値段が落ちる理由とは?
こういった車をには共通点があります。
下取り、買取価格がゼロ〜数万円
つまり前のオーナーがただ同然で手放した車です。
ただ同然で手放すには理由があります。
購入するならその理由と次のオーナーが覚悟しなければならないリスクを知っておきましょう。
走行距離が10万キロを越えている
いわゆる多走車、過走車と言われる車です。
国産車ならメンテナンス次第では15万キロ〜20万キロは走れるでしょうが、寿命を迎える部品の交換などメンテナンスにかかる費用はどんどん増えて行きます。
つまり前オーナーが維持費と乗換を天秤にかけた結果、売り払った車です。
乗れば乗る程費用がかかると思った方が良いでしょう。
年式が10年以上前
10年以上前に発売された車。
低年式車と呼ばれる車です。
「見た目が古い事なんか気にしない」そう言われるかもしれません。
低年式車で考慮することは自動車税です。
自動車税は13年目以降15%増税されます。
自動車重量税は13年目以降と18年目以降で増税になります。
つまり古いというだけで維持費はどんどん増えていく傾向にあります。
修復歴がある
事故により、自動車の骨格部分に修理、交換が入った車を修復歴車と言います。
修復歴があってもキチンと治っていれば問題はありませんが、そうでない場合は振動が出る、まっすぐ走らない、ハンドルを取られるなど不具合がつきまといます。
特に低価格で販売されている修復歴車は要注意です。
考えてみていただければ解りますが、修復にもお金がかかります。
修復に問題がある、又は問題がある可能性があると査定で判断されているから安く販売されているのです。
まとめ
日本の中古車市場はある意味熟成しています。
査定士さんも目が肥えています。
さがせば掘り出し物は見つかる事もありますが、やはり品質=価格が基本になります。
激安店がオークションで安く競り落とした車は大手中古車店などがスルーした車だと言う事です。
またこういった低価格の車を売るお店は現状渡しです。
保証もつきません。悪く言えば売りっぱなしが基本です。
*この価格で手厚いサポートがつけられるはずがありませんね。
短期間で調子が悪くなる、動かなくなるなど乗れなくなる、修理費が購入費を上回るといった可能性もあるという事を知っておきましょう。