低年式車とは?
文字通り取れば「年式の低い車」となります。
平成25年に作られた車であれば平成25年式です。
低年式車とは「新車登録から年数が立っている車」とも言えます。
低年式車のメリット・デメリット
低年式車のメリットは価格が安い事です。
50万以下といった価格帯で売られている車の多くは低年式車です。
反面、低年式車のデメリットは車の寿命が短いことです。
新車登録から年数が経過している分、今後使える年数は限られています。
車はメンテナンス次第で寿命が変わりますので一概に残り何年、何kmとは言い切れませんが使った年数分、走った距離分だけ寿命は減っています。
またメンテナスにも費用がかかるのが低年式車です。
長く使われたということはそれだけ消耗もしています。
メンテナンスには年式だけでなく走行距離も関わってきます。
一般に長く使われた車はそれなりの距離を走っていますので交換時期を迎える消耗品も多くなります。
その他、多くの販売店では低年式車は「有償の中古車保証」から対象外となります。自動車税や自動車重量税も新車登録から13年を経過すると税額が上がります。
デメリットの方が多い感のある低年式車ですが、「短期間乗れればいい」と割り切って購入される層や、とにかく予算を押さえたいという層から強い支持があります。
低年式車の定義とは?
低年式車の厳密な定義はありません。
一般的な目安としては…..
- 現行車種は低年式とは呼びません。
- 新車登録から10年以上経った車は低年式車と言えます。
国産車のモデルチェンジサイクルが4年〜5年、二回目の車検のタイミング(新車登録から5年目)あたりが境目になるように考えます。
つまり新車登録から二回目の車検を超えたあたりで低年式車の仲間入りするといった感じでしょうか。
実際に中古車市場でも二回目の車検を受けたかどうかで価格が大きく変わります。
新車登録から5年を一つの境目と考えても良さそうです。
低年式車はお買い得か?
車は日毎に古くなって行きます。
従って低年式の中古車は一定のペースで増え続けるのです。
古い車は全体的に人気が少なく、値段も安いのですが、品質はまた別の話です。
- 古くてもメンテナンスがしっかりされている車
- 古くても走行距離が少ない車
などは長く乗る事が可能です。
「登録から年数が経過しているのに走行距離が少ない」
こういった車に出会う事は少ないのですが、「ちゃんと整備されている車」というのを探す事はそう難しくありません。
整備の行き届いた車であれば少々年式が古くても安心して乗れます。
こういった車の見極めは難しいのですが、ディーラー系の中古車店が狙い目です。
車を同じディーラーで買い続ける人はかなり多いのをご存知ですか?
そういった方の車は同じディーラーでメンテナンスされているため安心要素になります。
ディーラー系の中古車店をチェックしておくとこういう車は見つかりやすいですよ。
営業さんと普段から仲良くして情報をもらうというのも賢い作戦です。