認定中古車とは?
国産自動車メーカー、輸入車正規代理店が定めて基準をクリアした良質な中古車に、専門メカニックによる整備や補修を行い、一定期間の無料保証をつけて販売される中古車。
認定中古車の条件
どんな中古車でも認定中古車として販売出来るわけではありません。
詳細な条件は各メーカー、輸入車正規代理店で異なりますが、以下のような条件があります。
- 正規ディーラーを経由して購入した車であること(輸入車の場合)
- 第三者機関の品質チェックをパスしていること
- 新車時からの整備記録があること
- 初年度登録から一定の年数以内であること(7年以内)
- 走行距離が一定の距離内であること(最大8万〜10万キロ)
- 走行距離計に巻き戻しがないこと
- 修復歴、冠水歴、改造歴がないこと
認定中古車のメリット
「信頼と安心」これが認定中古車のメリットです。
走行距離や年式はもちろん、メーカーの専門メカニックによるメンテナンスも行き届いています。輸入車の場合は正規輸入車(平行輸入車でない)事も保証されます。
一部のディーラーや代理店では日本自動車鑑定協会(JAAA)やオートモービルインスペクションサービス(AIS)などの外部団体に委託し、自動車を査定、鑑定書がつけて販売しているケースもあります。
認定中古車には半年から1年間の無料保証が設定されています。
保証項目はメーカーにより差がありますが、当てはまる項目は無償修理をしてもらえます。一般的な中古車保証のように、利用毎に免責金額や修理代の一部を求められる事はありません。
特に輸入車の場合は、故障箇所によっては修理代が高額な部品もあります。
そういった意味では認定中古車の保証はありがたいといえます。
認定中古車のデメリット
一般的な中古車店に比べて、価格が10%〜15%程度高く設定されている事でしょう。
また認定中古車だからといって故障しないわけではありません。
やはり中古車ですのでリスクはあります。
また認定中古車にもメーカー基準で行っているものもあれば、販売代理店基準のものもあります。認定中古車にも品質や保証に差がありますのでよく吟味することが必要です。
一般の中古車市場に比べて、総数や種類が少ないため欲しい車に出会えないとも言えます。